深い河

更新久しぶりになってしまいました。
現在、急ピッチでデザイナーさんと新アルバム制作しています。
発売は来年2月4日予定。現在のトリオの集大成。
タイトル『TIME FOR A CHANGE』
楽しみに待っていてください!

最近読み返した作品で遠藤周作「深い河」。
高校時代に読みましたが、また読みたいなぁと思い読んでいました。
遠藤氏の作品の中では、キリスト教信者である遠藤氏には珍しくキリストを題材に
用いていない点とヒンズー教を持ち出している点が興味深かったから。

内容ですが細かいところは読んでいない方のために割愛しますが、
心に重いものを背負った4人それぞれが抱えている苦しみや疑問から開放されることを願い、またなんらかの答えを求めようと、インドの聖なる河『ガンジス河』を目指し旅にでます。そこに待ち受けるものは、人間を裸にする冷徹な環境、清浄と不潔、神聖と卑猥、慈悲と残忍とが混在し共存しているヒンズーの世界。

毎年僕は夏休み休暇をとってインドネシア・バリ島に行っています。
バリ島はバリ・ヒンズー教を信仰していて、今もカースト制が根強く残っています。
生まれた家庭によって、生まれながらにして自分のやりたい事ができない現実。
毎年たくさんのバリ人と話をしながら、その家庭の環境を考えてしまいます。
おしゃれなカフェで西洋人相手に接客したくても雇ってもらえない。
それはカースト制度が未だにバリ人の生活に深く根ざしているからだと思います。

「深い河」では宗教・神・信仰、についての問題提示が頻繁に描かれてはいるものの
やはりこの問題は結局のところ結論など出せるわけはありません。
それでも日頃「神」や「信仰」の問題について考える習慣の無い僕にも
自然にこれらの問題について考えるきっかけを与えてくれました。

まだ読んだことがない方も是非読んでみてください。
遠藤周作氏の作品では「沈黙」もお勧めです!
僕はキリスト教を信仰しているわけではありません・・無宗教です(笑)
こういう内容を書くと誤解されることが多いので控えめにしてましたが
この作品はとても良い内容だと思うので書かせてもらいました。


スペシャルデュオ 2days!
荒武裕一朗(p) & 三嶋大輝(b)
12月16日(水) 新宿Pit inn(昼の部)
開演 14:30〜 ¥1,300(1dink付)
12月17日(木) 成田 Cloud 9
開演 20:00〜 ¥3,000


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by arapf331 | 2015-12-16 11:36 | Jazz | Comments(0)  

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