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グルジェフとジャズ

昨日は久しぶりのメンバーでの新宿Pit innでした。
来て頂いた方々、本当にありがとうございました。

メンバーは安東昇(b)と力武誠(ds)。
僕のデビューアルバム「I dig it!」のレコーディングメンバー。
もう7年前にこのトリオで僕の第一歩を歩き始めました。
2002年4月25日に発売になってますね(笑)

その当時の僕のコメント。
「このトリオは僕自身の全てであります。 が、次なるステップへと踏み出そうとしています。
今回初リーダーアルバムということで、 レコーディングでは手探りながらも、
何の気負いもなく素直に自分自身との対話を深く掘り下げること」が出来たように思います。 
そこには様々な方々の協力やアドバイスがあったからこそであり、
お客さん・スタッフの方々、それからメンバーには感謝してもしきれない気持ちでいっぱいです。
そして、この作品は僕の音楽人生の中で、決して忘れることのない「第一歩」です。
この気持ちはみなさんからもらったものなので、大事に大事にしていきたいと思います。 
初心に立ち返り、これからもたった12音のパズルの謎を追いかけて行きたいと思います。」



夢と希望に満ち溢れたコメントですね(笑)
26歳の自分が懐かしい。

で、昨日のライブの内容はというと・・・











最高~~~!!!!!!!!!!!!でした

自分で言うのもなんですが(笑)
いやぁ、近年まれに見る好内容でした。
聞き逃した方々、このトリオちょっと凄かった!

終演後にPit innの方々にも「今日トリオどうしたの!?」と言われるくらい。
ん~ジャズでした。
しかも、あの安東が控え室に戻ってきてから「今日楽しい・・」と呟いておりました(笑)。

これに満足せず、更に上を目指していこうと思います。
7年ぶりのトリオ。
僕は幸せもんです、はい。


セットリスト(2009.1.27)
1st
1.Four
2.All Blues
3.I fall in love too easily
4.Straight,no chaser

2nd
1.Someday my prince will come
2.Black orphe
3.Lulu's back in town
4.Everything happens to me


この日は自分のオリジナルを一切排除しての選曲でした。
ちょっとやりたいことありまして(笑)
それは今年のお楽しみに。



最近読んでる本ではまったものを少しだけ。
著者はロシアの思想家グルジェフ。
知っている人はいますかね?かなりマニアックです(笑)

しかし、素晴らしい影響を与えてくれてます。
かなり衝撃的な出会い。
僕の好きな作曲家・武満徹、ドビッシー、メシアン、バルトークなんかも注訳で登場してます。

その中から、抜粋なんで前後の解釈は長いので割愛します。
ミニマリズムとかの話の流れからなんですが、


・・・我々は、学ぶとき、自分の思考に従って聞くから新しい思考を聞くことができない
  新しい方法で聞き、学ぶことによってのみ・・・

とか

・・・理解(understanding)というのは、意図的に学んだ情報の全体と、個人的な経験に
  よって得られる。それに対して知識(knowledge)とは、言葉を機械的に特定の順序で
  暗記することにすぎない。
  (中略)存在に通ずるのは理解のみで、知識は存在の中の束の間のありようにすぎない。
  知識は古くなれば新しい知識にとって替わられる・・・

はぁ?って感じですよね(笑)すいません。
気にしないでください。

でも深いんです。読み進めていくうちに今までの霧がぱぁーと晴れていきました。
今年この本に出合えたのは大収穫でした。音楽と深い関係をもつ著書もあるグルジェフ。
気になった方は探してみてください。

今のところはタイトルは内緒にしておきます(笑)


明日29日は立川Jessie James。31日は高田馬場Gate one。
共にトリオでお送りします。お楽しみに!
by arapf331 | 2009-01-29 01:05 | Jazz

腹立てず 心は丸く 気は長く おのれ小さく 人は大きく!荒武裕一朗


by あらちゃん